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薪ストーブQ&A;薪ストーブ炉台DIYのススメ


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薪ストーブ炉台DIYのススメ
これまでも何度か触れてきたように、本格的に薪ストーブを設置するには非常にコストがかかります。それを少しでも安く上げたいのは誰しも思うところ。設置費用の大まかな柱として、ストーブ本体、煙突部材、工賃、炉台・炉壁製作がありますが、一番その後の薪ストーブライフに影響が少なく、コストを抑えやすいのは、炉台・炉壁の製作に関してです。
これが高価なのは、一軒一軒、左官職人による現場でのオーダーメイドとなるため。既製品のパネルもありますが、断熱性能や風合い(見た目)が優れたものは高価で、結局職人を呼ぶのと同じぐらいのコストとなります。しかも、薪や焚き付けは木っ端が出る都合上、床の上よりは炉台の上に置いておきたいものですが、そこまで大きな既製パネルは今のところありません。その薄さから(レンガを敷いて炉台を作った場合は床から7〜8cmの高さになるのに対し、薄い既製パネルだと2.5cmで済みます)、圧迫感などを考慮して既製パネルをチョイスするという選択肢もありますが、やはり炉台は広い方が使い勝手が良いもの。ケースバイケースで例外はあるものの、左官で作ってしまった方がオススメです。
そして、さらにオススメなのが、自分でDIYで作ってしまうこと。作業自体大変ではありますが、さほど難易度は高くありません。数日を費やす覚悟でいれば、レンガなどの材料代だけで済み、職人に払う手間賃・出張費はもちろん不要です。具体的には、プロに頼むと往々にして一式10万円超のところ、材料・工具・道具だけだと2〜3万円で済ませることもできます。
まあ、職人のようにピシッときれいにレンガが整列した出来栄えにはならなかもしれませんが、薪ストーブの炉台に関して言えば、少々の不規則さが逆に「遊び心」や「味」につながって良い結果になるようです。過去の私のお客さんではかなりの方がチャレンジされましたが、みなさん非常に満足度が高い様子でした。手間を楽しみ、結果をより深く味わう−−そんな「薪ストーブのココロ」に通じるところがあるからでしょうか。余談ですが、この炉台・炉壁製作でレンガ左官の要領をつかんで、その後、庭にレンガでバーベキューグリルを作ったり、外水道に化粧を施したりする方も多くいらっしゃいました。ここでチャレンジして損はない、というところですね。

では、炉台・炉壁のDIY、具体的にはどんなイメージなのでしょうか。以下、炉台・炉壁製作のポイントを挙げてみます。

●炉台・炉壁の安全上最低寸法を確認しましょう。これは薪ストーブを購入するショップが教えてくれます。炉台・炉壁をDIYする旨を伝え、あなたの設置プランの場合どのぐらいのサイズが必要なのか、メーカーからの指示書を元にした簡単な図を貰えればOKです。そこから、室内の間取り・導線などを踏まえて薪置きスペースの分など拡張し、最終的な大きさ・形を決めます。親切なショップだと、ここまで提案をしてもらえるケースが多いですね。

●使用するレンガ等は、ホームセンターで売っている一般的なもので充分です。薪ストーブの内部で使用する訳ではありませんから、耐火レンガにこだわる必要はありません。一丁80円前後のものから、一丁数百円するアンティークレンガまでありますが、予算と色目・風合いで決めてしまって問題ありません。それ以外のポイントは、断熱性を考えてあまり薄いものは避けるということと、大きいものを選ぶほど実作業個数が減るので作業が楽になるということぐらいでしょうか。(←コレ、意外にポイントです。)

●炉台は比較的簡単です。ポイントは、ツーバイフォー材などでぐるりと木枠を作ってしまうこと。こうすれば完成後の見た目も良くなりますし、あたりも柔らかくなります。また、一番初めに木枠を作ってから作業をするべし。大雑把な手順としては、モルタルを流し込み、レンガを敷き込んでいく−−あらかじめ枠が作ってあれば、全体の形を整えるという余計な気配りが不要になるのです。

●作業を楽に進めるには、用意したレンガ等の大きさに合わせ、目地も含めてちょうど収まるよう、あらかじめ枠の大きさを微調整しておくとよいでしょう。レンガ等の余計なカット手間がなくせますからね。

●木枠が出来たら、モルタルを練る前に、一旦レンガの割り付けをしていってみましょう。目地用に1cmほど隙間を空けながら実際に木枠の中に並べていきます。必要に応じて、ディスクグラインダーという電動工具を使ってレンガをカットします。(ディスクグラインダーについてはココが参考になります/一回では切断できませんが、周囲に一周切込みを入れてタガネなどで叩くと、面白いようにポロリと折れます。)
レンガを仮置きせずにぶっつけ本番でカットしていっても出来ないことはないですが、モルタルを使い出すと、モルタルは徐々に固まっていきますから、不必要に焦ることになります。面倒なようでも、あらかじめ仮置きして、カットなどの必要な準備はのんびりと着実に済ませておきましょう。

●レンガの割り付けが済んだら、並べたレンガを一旦どけて、いよいよモルタルの登場です。耳たぶ程度の固さに練って、枠の中、1cm程度の厚みになるように落とし込んでいきます。コテで表面が平らになるように均したら、その上に仮置きと同じようにレンガを並べていってください。その際、体重をかけてレンガをモルタルに押し付けて圧着させると良いでしょう。ひととおり並べ終えたら、離れたところからも見て並び具合をチェック、必要に応じて調整します。

●レンガの並びを確定させたら、目地にモルタルを埋めていきます。目地棒と呼ばれる棒状のコテがあると便利です。また、多少のはみ出しなどは、あまり気にしなくてOKです。
最後に水をたっぷり含ませたスポンジなどで擦って落としてやりましょう。

●これで2〜3日放置して、モルタルがしっかり固まれば完成です。こうやって文章で書くと長いですが、やってみればそんなに難しくはありませんよ。

●炉壁はやや難易度が高くなります。理由は、有効な遮熱壁とするには、壁との間に空気層が必要だからです。つまり、壁から3cmほど離れた位置で自立させる必要があるということです。間に1cmほどのモルタルを挟みながら積んでいきますから、5段、10段と積んでいく内に傾いてしまいやすい傾向があります。基本的に並べていけば良い炉台と違い、一段づつチェックしながら慎重に積んでいってください。また、要所要所に金物などで壁へひかえを取っていくのもアリです。強度が飛躍的に向上しますが、金物は熱を伝えやすいもの、せっかく空気層を設けているのにその金物から熱が壁に伝わってしまうのは上手くありません。ストーブの真後ろなど熱が強いところを避け、端の方で行うのが確実です。

●左官のコツのひとつとして、レンガはあらかじめ水に浸してから使いましょう。レンガは吸水性があるので、そのまま使うとあっという間にモルタルの水分を吸い取ってしまい、すぐにモルタルが固くなってしまいます。あらかじめレンガを水に浸し、モルタルの水分をさほど吸わないようにしておけば、ちょっとした失敗など簡単に修正できますよ。オススメです。

●以上、レンガを使った一般的な方法についてですが、実はレンガを使わずに、ALC(発泡コンクリート)と呼ばれる断熱建材を使う手もあります。このALC(発泡コンクリート)は非常に遮熱性が高く、薪ストーブの炉台・炉壁にもとても有効です。ただ見た目は悪いですから、タイルなどを貼って仕上げるのが普通となります。
このALCを使った場合の良いところは、断熱的要素はALCがカバーしてくれるため、仕上げのバリエーションがかなり広がる点です。薄手のテラコッタ調タイルや鉄平石などの薄石でも不安なく使えますし、炉壁であれば珪藻土や漆喰仕上げでも構いません。
薪ストーブのあるコーナーをインテリアの一部としてお洒落にまとめたい−−そんな方にはオススメの手法ですね。

さて、ざっと以上のようなカンジです。細かいテクニックなどは他にもありますが、だいだいのイメージは伝わったでしょうか。
ぜひあなたの薪ストーブショップに相談してみてください。
拙い文章ではありますが、検討のきっかけになれば幸いです。



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