| 後悔しない煙突プランとは? |
| 煙突プランが悪いと、薪ストーブは本当に手に負えない駄々っ子のようになり得ます。そうならないための煙突プランのポイントを紹介しましょう。 |
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こんな薪ストーブはストレスばっかり
薪ストーブを設置する側(建設業界)に未だノウハウが蓄積されきっていないので、せっかくの薪ストーブが死んでいる、もしくは使えないものにされている施工例をまだ見かけます。それでも、何も知らない人は「こういうものだ」と思い込んでいたり。
−−ちょっと待った!
せめてこれから薪ストーブを導入する人は、ここを読んで快適な薪ストーブライフを迎え入れましょう。
後悔しない煙突プランとは?
前回の「曲がった煙突はストレスの元」では、とにかく煙突はまっすぐ、さもないと・・・という大原則を説明しました。
では、それだけ守っていれば大丈夫なのでしょうか。
もちろんそんなことはありません。その他にも何点か守るべき原則があります。日本暖炉ストーブ協会でも提唱している原則なので、あとから後悔しないよう、きちんと対応しておきましょう。
<煙突の種類と、二重煙突の隠れた効果>
さて、まずは煙突自体の種類・品質についての解説からスタートです。
煙突の素材はステンレスが主流です。薪ストーブの焚きはじめや、火を燻らせたときに発生するクレオソート(タール)には、腐食性があります。それに強いのがステンレス。ペラペラに薄い(手で押して凹ませられる程度)煙突や、鉄製の煙突の場合は、いずれ穴が開いて交換する必要が生じます。交換の手間やコストを考えると、結局、初めからステンレスのしっかりした煙突を入れておくべきです。あとで後悔しますよ。
次は煙突の種類。シングル煙突と二重煙突があります。シングル煙突とはいわば単なる筒で、二重煙突はシングル煙突の外側に断熱材の層が設けてある煙突のことです(シングル煙突に対しダブル、ともいいます)。
シングル煙突も二重煙突も内径は同じですから、二重煙突の方がひとまわり太い外観になります。現在の薪ストーブのスタンダードともいえる6インチ径の煙突の例でいいますと、内径はどちらも6インチ(直径150mm)ですが、外径はシングル煙突は約152mm(板の厚み分だけ内径にプラス)なのに対し、二重煙突が200mmとなります。
また、シングル煙突は国産品の方が精度が高かったりしますが、国産のしっかりとした二重煙突は皆無です。まあ、日本では二重煙突に対する公的な安全基準が定められていないので、ある意味当然の帰結ですが。とにかく、二重煙突に関しては輸入品、それもセルキルクなどのトップブランドを使った方がよいでしょう。
さて、ここでもうひとつのポイントです。
断熱効果の高い二重煙突は、壁など可燃物の近くに煙突を通す際に有効ですが、実はそれ以外にも効果があるのです。外に熱を出さないということは、見方を変えれば中の煙から熱を奪うことがない、ということでもあります。中の煙が熱を奪われると、その煙の上昇速度が落ちます。それはつまり煙突の煙の抜けが悪くなるということですが、二重煙突はそれがありません(もしくは最低限に抑えられます)。
ですので、二重煙突は高価ではありますが、自然の対流だけで燃焼する薪ストーブを安定して快適に使うには、必要不可欠なパートナーなのです。
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