曲がった煙突は
ストレスの元 |
| 薪ストーブ煙突の大原則は曲げないこと。煙突を曲げるとどうなるかを具体的に解説しましょう。 |
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こんな薪ストーブはストレスばっかり
薪ストーブを設置する側(建設業界)に未だノウハウが蓄積されきっていないので、せっかくの薪ストーブが死んでいる、もしくは使えないものにされている施工例をまだ見かけます。それでも、何も知らない人は「こういうものだ」と思い込んでいたり。
−−ちょっと待った!
せめてこれから薪ストーブを導入する人は、ここを読んで快適な薪ストーブライフを迎え入れましょう。
曲がった煙突はストレスの元
薪ストーブは、動力を使わずに、自然の対流だけで燃えていきます。その対流を強力にサポートしているのが煙突。逆に言うと、サポートどころか、ある程度しっかりした煙突構成を前提に薪ストーブは設計されている、といっても間違いではないでしょう。
ですから、不適切な煙突プランだと、どんなに高価な薪ストーブであっても性能を引き出せないどころか、きちんと燃えすらしなくなってしまいます。そんな重要な役割を持つ煙突、その大原則は「煙突はまっすぐ」。さっそくこれについて解説しましょう。
<煙突はまっすぐが一番>
煙突設計の基本は、可能な限り曲げずにまっすぐ立ち上げること。
本格的な薪ストーブが日本に入ってくる前、達磨ストーブの時代は、煙突をわざと曲げ、頭上で水平に部屋を横切らせる手法が多くとられていました。室内での煙突長さを多くとれば、煙突からの熱もその分たくさんもらえる、という考え方からです。
しかし、煙は本来まっすぐ上に昇るものですから、煙突を曲げた分だけ抵抗になります。
そして、そうやって煙突に抵抗が多ければ、
a.煙突が煙を吸い込まないので、着火の際、燻るだけでなかなか火が点かない。
b.何とか火を点けた後も、煙はより抵抗の少ない方、つまり室内へ流れ出しやすい。
c.煙は煙突内を非常にのろのろと抜けていくので、煤やタールが非常に付きやすい。
という不具合が生じます。
しかし、部屋が煙臭くなろうと、月に数回煙突掃除をすることになろうと、それらを見越した上で、それでも煙突からの熱は当時は貴重だったのです。
しかし、優秀な薪ストーブが登場してくると、煙突プランの考え方はガラリと変わりました。
燃焼効率が飛躍的に向上し、薪ストーブ本体からの熱量だけで暖が取れるようになったのです。そうなると、煙突を曲げるということは百害あって一利なし、煙突はまっすぐ立ち上げるに越したことはない、ということになってきます。
つまり、上記の煙突を曲げた際の不具合a〜cが、煙突をまっすぐにすることにより
A.煙突がどんどん煙を吸い込むので、非常に着火がスムーズ。
B.燃焼中に扉を開けても、煙突がきちんと煙を吸っているので、室内に煙が一切来ない。
C.煙がスムーズに煙突を抜けていくので、煤やタールが付きにくい。
という魔法のようなメリットに変わります。こう並べて書くと、どこやら詐欺商品の勧誘の雰囲気になりますが、本当のことです。この辺も現在の薪ストーブの魅力の一環ですね。
とはいうものの、煙突プランを間違えると、メリットA〜Cがデメリットa〜cに簡単に移行するということでもあります。
自然の対流だけで燃焼をする薪ストーブは、煙突が命。
できるだけ良い煙突プランにして、自然を上手に使いましょう。
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