| 安全な薪ストーブの設置とは |
法律が当てにならない今、何に拠って安全を確保すべきでしょうか?
実際の危険とその対策を解説します。 |
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あなたの薪ストーブは火事になる
ちょっとショッキングなタイトルですが、場合によってはあり得ることです。
安全な薪ストーブの設置とは?(中編)
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<煙突からの熱に対する有効な安全基準>
さて、煙道火災については煙突掃除をきちんとしていれば確実に防げますが、低温炭化からの火災についてはどうすれば良いのでしょうか。煙突まわりの低温炭化と、薪ストーブ本体からのふたつに分けて解説しましょう。
まずは煙突について。
実は確実な安全基準があります。
(薪ストーブ専門業者を除いて)建築業界では一握りにしか知られていませんが、日本暖炉ストーブ協会というものがあり、そこで薪ストーブ先進国(欧米)の規制を元に、独自の安全基準を提唱しています。
例えば、煙突の安全距離は46cm。
これを縮めたい場合は、煙突に遮熱板を付けるか、外側に断熱材の層を付けた二重煙突を使えば15cmまで大丈夫。
明快ですよね。まあ、欧米の厳しい検査をパスしている二重煙突の場合は実際もっと近づけても平気なのですが、日本は建築基準法で15cm以上と定めているので、とりあえず15cmまでとなっているようです。
混乱がないように説明しますと、日本の建築基準法には二重煙突という概念はなく、日本暖炉ストーブ協会では46cm必要と言っているいわゆるシングル煙突に対しても、しっかりとした断熱効果が認められた二重煙突に対しても、全て一括15cm以上でOKとなっている状況なのです。欧米のように「○○の基準を満たした断熱煙突ならば××まで近づけてOK、そうでなければ□□以上離せ」と、しっかり定めて欲しいものです。
とりあえず煙突に関しては、日本暖炉ストーブ協会の基準に従っておけば安心でしょう。
<薪ストーブ本体からの熱に対する有効な安全基準>
さて、煙突の低温炭化対策は(認知度は低いにしても)きちんとした安全基準がありました。
では、薪ストーブ本体の方はどうでしょうか。
これは放射する熱量とその方向偏差が機種ごとに変わってきますから、どこかが一律で定めるのは難しいといえます。結局、メーカーが提唱する機種ごとの安全指示に従う、というのが一番のようです。
ヨツールやバーモントキャスティングス、ダッチウエストといった薪ストーブのトップメーカーでは、機種ごとに、様々な設置バリエーションでの安全距離をミリ単位で指示しています。壁を背にして壁と平行に設置する場合、部屋のコーナーに45度の角度で設置する場合、後ろに遮熱壁を設けた場合、オプションの遮熱板を本体に取り付けた場合などなど。
まあ、メーカーによって安全距離を大きめにいうところなどの癖はありますが、法律で何の基準もない現在、メーカー指示に従っておけば安心でしょう。変なことを言うと、そうしておけば万が一の場合はメーカーに文句を言えますし。
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