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安全な薪ストーブの設置とは?


安全な薪ストーブの設置とは
法律が当てにならない今、何に拠って安全を確保すべきでしょうか?
実際の危険とその対策を解説します。
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ちょっとショッキングなタイトルですが、場合によってはあり得ることです。

安全な薪ストーブの設置とは?(後編)
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<遮熱壁に関するありがちな落とし穴>
最後に、どのメーカーも共通して、そして日本暖炉ストーブ協会も異口同音に言っている、遮熱壁の重要なポイントについて説明しましょう。
遮熱壁、というと何やら堅苦しいですが、要は、よく薪ストーブの後ろ側にレンガなどで作ってある壁のことです。炉壁、なんて呼び方もします。薪ストーブを「見よう見まね」で施工している工務店のほとんどが、実はここで危険な施工をしてしまっています。
遮熱壁はレンガやタイルなどで作るのが一般的ですが、それは間違いではありません。見た目も薪ストーブとマッチしますし、レンガなどに当てられた熱は一旦蓄熱され、やがて柔らかく放出されますから、暖房効果としても、より心地よい暖かさを得ることが出来ます。
では、どこが危ないのでしょうか。
それは、先ほどの「レンガなどに当てられた熱は一旦蓄熱され、やがて柔らかく放出される」、ここがポイントです。あまり専門知識のない工務店や設計士は、薪ストーブの後ろに遮熱壁を作るに当たって、既存の(可燃材の)壁にレンガやタイルなどを貼り付けていく方式を取りがちです。そうすると、どうなるか−−半日も薪ストーブを焚けば、そのレンガなどはかなり蓄熱をして熱くなります。そうして放熱が始まる訳ですが−−後ろの可燃材の壁にも、当然のように熱を伝えていきます。そして、低温炭化スタート。レンガやタイルで隠された裏側の部分なので気が付く筈もなくどんどん炭化が進行、何年後かに突然出火、という最悪のシナリオが待っています。
正しい施工としては、レンガやタイルなどを壁に直接貼り付けるのではなく、壁との間に隙間(=空気層)が出来るよう、レンガだけで自立させた炉壁とするべきです。そして、その空気層は24mm以上。こうしておけば裏側に放出された熱も、空気の対流が逃がしてくれます。
また、大地震などを考慮して要所々々に既存の壁からひかえを取るのは構いませんが、そのひかえは、鉄のステーなど熱を伝えやすいものは避けておきましょう。

レンガやタイル、石などの素材は、ある程度かつ一時的な遮熱効果はありますが、薪ストーブクラスの熱量、かつ(場合によっては24時間以上の)継続的な熱源に対してはあまり当てになりません。薪ストーブの遮熱を考えるならば、それらレンガなどの厚みだけに頼るのではなく、空気層を設け、如何に蓄熱した熱を逃がしてやるか、そこの対策が必要なのです。

最後に、ここを読んでいる建築業界の方で「ウチはもうずっと空気層なんて作ってないし、それでこれまで火事なんて一軒もなってない」と思われている業者の方へ。
確かに炉壁に空気層を作らなくても、すぐ確実に火事になる訳ではありません。低温炭化自体がゆっくり進むものですし、低温炭化になっていても、火災まで発展するケースは確率的に見れば稀でしょう。
ただ、実際にそれで火災が発生しているのは事実ですし、また、たいていのメーカーの安全指示にはそれ(空気層)がしっかりと謳ってあります。メーカーの安全指示に関しては、PL法の絡みもあってここ10年で驚くほど充実しています。もし分からなければ、輸入元や販売店に問い合わせてください。10年前の感覚で施工を続けているのは、自分の首を絞めるようなものですよ。


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